「それは」

先輩があたしの髪を触る。

「告白っすか」

あたしの顔に

ボッと火がついた。

「それ以外になんかあんの?!」

自然と声がデカくなる。

「人違いとかじゃなくて?」

「そこまでバカじゃないし!!」

「第1の間違いじゃなくて?」

「第2!!」

「ハハッ」


先輩が、声を出して笑った。

真っ直ぐに、その強い瞳に見つめられるあたしは

今にも死にそうだった。