本当は。

モヤモヤを綺麗サッパリ無くす方法、分かってる。

でもあたしにその選択肢を選ぶ勇気はなくて。

だからモヤモヤを積もらせて…溶けることのない雪みたいに。



ぼーっとしてたら一日はあっという間で、あたしは家に帰っていた。

学校を出る前に、校門のところで話す先輩がいた。相手は美穂先輩だった。

またモヤモヤが積もった。