中学1年の頃―

友達との関係に疲れきっていた.

うざかった.

いつでもどこでも
ニコニコしている友達が.
怖かった..
私だけが1人みたいで..


「あゆ.ご飯行こ♪」

真里はいつでも声をかけてくれる.

真里だけは本当に
心から大切だ.と思える
友達だった.

「うん.行こ♪」

特に話すことがなくても真里となら楽しく感じる.
というより.
穏やかな気持ちでいられた.

「あたしね..
引越すんだ.」

「えッ!?」

「おばあちゃんやばいんだょね..」

言葉が出なくて.
その時は涙も出なくて..

ただ
考えてた.

私この先.
1人だな.ッて..

その2週間後―
真里は長崎に引っ越した.