イケてるあいつは有名人☆

いつもより一時間ぐらい早いから人がちょっと少ない。


「あー。眠い。」


あくびが出る。


一人だから鼻歌でも歌っておこっかな。


「はい。とうちゃーく。」


なんて言いながら靴を履き替える。


階段を一つ登って、教室に入ろうとすると、先客がいた。


先客って……ここ教室だぞ?


男の子だった。なにか本みたいのを読んでる。


私は、わりと男女関係なく話せるタイプだったし、話し掛けてみた。


「何読んでるの?」


男の子はちょっと驚いてから、あぁこれ?といった。

「スコアブックだよ。」


「スコアブック?なにそれ?」


「野球の試合の得点や経過を書いておくやつ。」


「へー。私、野球よりサッカーが好きだな。野球、ルールわかんないし。」


「はっはっは。お前、面白いな。名前なんての?」


笑った顔が凄く可愛かった……


「えっあっ、名前?菊谷 秋だよ?」


「俺は、櫻井 御幸。御幸でいいよ。」


「じゃあ、私の事も秋でいいよ。」


名前で呼び合って、かなり打ち解けました☆


友達第2号かな♪


「秋!おはよー!」


「おはよー。梨華!じゃあ、友達きたから行くね。」


「おう。」


御幸くんと手を振って梨華の所に行った。