「亜利沙っ!」




 「りゅ・・龍人~~!」





 「ってヵ、俺らまぢ“奇跡”じゃね?」






 「あ・・・」





 “奇跡”って確か、7分の1の確立で美希と同じクラスになった時にこれは“奇跡”だ・・・・って思ったっけ。






 「そういえば・・・美希は?」





 美希を探してみると、私達の4号車とは遠く離れた1号車にいた。





 あれっ?美希の隣って・・・・





 美希の隣は浦川君だった。





 「美希、嬉しいんだろうなぁ・・・」





 そうほのぼのとしていると、





 「亜利沙っ!ちょっと来て!」



 美希が大声で話した。