【企】ハルの音色






「次は八木 晴弥さんです!どうぞ!」




ステージに立つ俺。




たくさんの人を見渡す。




あ……




すぐに美那さんを見つけた俺は、美那さんだけを、まっすぐ見た。




「美那さん!」




美那さんと瞳が合う。




俺が見つけてしまったもの。




それは……




「俺、美那さんが好きです!」




好きな人に気持ちを伝えることができる、野外告白大会。




「初めて美那さんの音色を聴いた時から……初めて美那さんを見た時から、美那さんに惹かれてました!」