「私ね、人間関係が苦手なの。仲良くなったらずっと続くんだけどなぁ」




もしかしたら、寂しいのかもしれない。




そう思った。




「私、他の人と感じ方違うのかなって」




それは、美那さんがただ、美しいから。




「青春真っ只中なのにね」




心が美し過ぎるんだ。




桜のように、美しく、魅力があって……




けど、桜と違うのは、儚くないんだ。




「な~んか、楽になっちゃった!ありがとう」




そう言った美那さんを、思わず、抱き締めてしまった。