「莉菜~!!!!莉~菜!!!!」

うるさいなぁぁぁ・・・。

「んぅ・・・」

あたしは、寝返りを打った。

すると、耳元で・・・。

「早くおきないと、襲うよ?」

あたしは目を開き、がばっと起きた。

「いっで~」

そこには、浩太がいた。

「あ、おはよ」

「おはよじゃねぇよ!!」

ちょっと不機嫌な浩太・・・。

「ん?どうかした?」
あたしは首をかしげる。


「昨日!!!髪乾かしてって言ったじゃんか~」

ん・・・・?

「あぁっ!!忘れてたぁぁ」

「今日は絶対乾かさせる!!!!」

何?その宣言?

「っぷ♪」
あたしは軽く笑って下におりた。

「あ、今笑ったな~?」

浩太が後ろから追いかけてる。

下には悠斗と亮さんがいた。

「お、莉菜おはよ~」
「莉菜ち、ごはんどーぞ」

「あ、2人ともおはよっ♪」

浩太はみんな無視。

(ひっで~BY浩太)

無事?朝ごはんも終わり、今日から
あたしの高校生活が始まる。

あたしの受けた学校は、この都市で
一番頭が低い学校。

だから校則もゆるい。
制服なんてない。

あたしは、テンポよく階段を駆け上がり、
部屋にかけている、
自分で友達とそろえた制服をみつめる。

紺のスカート。ピンクの大きめリボン。
白のセーター。紺のブレザー。
ルーズソックス。

全部友達と一緒に買いにいったもの。