ドアをあけると、そこには、
浩太と悠斗の姿が。

「あたしの部屋で何してんのよっ~!!」

「いいじゃん~!!1人ヒマなんだもん」
浩太はかわいくいった。

「もぉぉ・・・・」

あたしは、そんな2人を無視して、
ドライヤーにスイッチをいれた。

「莉菜の濡れた髪も可愛いね~」
浩太がからかう。

「うるさいしっ///」

「てゆーか、俺も乾かしてくんね?」
悠斗があたしに言った。

「え?」

「俺の髪も乾かしてよ」

悠斗はそう言って、ドライヤーを持って、ベットの下に座った。

「じ、自分ですればいいじゃん!」

あたしは、ドライヤーを差し出した。

「はぁ?めんどくせ~よ」

「も~」

あたしは、ベットに膝をつき、悠斗の
髪を乾かした。

サラサラだなぁ・・・。

髪の毛長いけど、なんかチャラくない・・・。

キレイな茶色してる・・・。

「ずり~!!!俺も風呂入ってくから、莉菜乾かせよっ!!!」
浩太は、慌ててお風呂に言った。

「えぇぇ!!」

あたしのこの言葉も聞かずに・・・。

「兄貴ばっか~」

悠斗は笑ってる。

すると、急に上をむいた。

近い状態で目があった。

「な・・・なに?」

「ん~莉菜優しいな♪」

悠斗は可愛い笑顔を見せて、また前をむいた。

あたしは、ニヤける顔を抑えて、
髪を乾かしつづけた。

「はい♪できたよっ!!」

「お♪さんきゅーな」

「うん♪明日は悠斗があたしの髪乾かしてよねっ♪」

冗談で言った。

「おう。明日な♪」

ん?あっさり。めんどくせ~とか言うかと思った。