「じゃな~♪」

行っちゃった・・・。

悠斗は知らないフリ・・?

別にいいんだけどね!!!

「莉菜~♪久しぶりに一緒に帰らない?」

「香奈っ!」

悠斗は、友達と喋ってる。

一緒に帰ってくれないのかな・・・?
って、何かあたし悠斗のこと好きみたいじゃん!!!!

ありえない!!

「帰ろうっか♪」

あたしは、香奈の手をひいて学校を出た。

「莉菜、かわいくなったね~」

香奈が頭をクシャってした。

「ほんと?よかったぁ♪香奈は相変わらずキレイ」

「はは~ありがと♪」

中学以来だなぁぁ。

香奈とこうやって帰るの・・・。

「あの男の人は誰なの?」

「ん?お母さんの親友の子どもなんだって~」

「何でそんな子が?」

「今、あたしん家に住んでるの」

「えぇぇぇぇ!!!」

香奈は大きな声をだした。

あたしは、耳を塞いだ。

「うるさぁぁい」

「まじまじ?ウわ・・・。すごいね」

「あたしだって、何かビックリだよ」

「また詳しいとこ聞かせてよね♪」

「え?うん!!またね」

あたしたちは、いつものところで別れた。

みんな帰ってるかな~?

「ただいまぁぁ♪」

「あ、莉菜~!!!会いたかった」

浩太が抱きつく。

「もぉぉっ!!!」

「莉菜ちおかえり」

「亮さん♪ただいま!」

「ちょ、はなしてよぉ!!」