鞄を机の上に放り出し征服から私服に着替えると、ベッドの上にばふっとひっくり返った。


「則子…今頃、あの薬…使って見てるのかな…」


あぁ、くわばらくわばら…則子、明日は無事に過ごせよ。


そして月曜にはちゃんと学校来るんだぞ。


もしも何か有ったら、骨は拾ってやるけど、それ以上の事は何も出来ないぞ。


ナドと考えて居る内にあたしは少し眠くなってきた。


青春と言うのは眠い物だ。


そして意識が無くなりかけた瞬間に鞄のなかから「ヴーン」という唸り声が聞こえた。