「ああ、そうだ、其れより、どうですか気分は?」


「ん、え~と、全然変わりないよ」


「え~、そうですかぁ」


幸はがっくりと肩を落とすと、


「又、作り直して出直して来ます」


幸、作り直さなくても良いよ。もう、この件はこれでおしまいにしようよ…


「予感的中じゃな」


爺があたしの後ろで、ぼそりと呟いた。