今、気づいたの☆天使のささやき☆

リョクが立っていた。

「リョク・・・」

リョクの顔を見た途端
再び涙が滝のように流
れ落ち、崩れるように
その場にしゃがみ込ん
でしまった。

「ほら、泣いてないで、
早く、ちゃんと服来て、
荷物もって、帰るぞ」

ミントは泣きながら
荷物を手にすると、
リョクに手を引かれる
まま、ホテルを後にした。


リョクはあの後、
自転車で必死にふたり
を追いかけ、車がホテ
ルに入って行くのを確
かめた。
助けようと潜入したも
のの、どの部屋に乗り
込めばいいのかわから
ない。
ひと部屋ひと部屋確か
める訳にもいかず、
思いついたのが火災報
知器だった。