「うわあ・・・」 頭を出した先には金管楽器を吹く部員たちがずらりと並んでいて一斉に音出しをしていた。 ・・・あの楽器はないのかな・・・ ふと思い立ったわたしはキョロキョロとあたりを見渡した。 ・・・あれ?ないなぁ・・・ その時、ピタリと金管の音がやんだ。 ふと聞こえる、あの優しい音。 「・・・あ」 「ドー・・・レー・・・」 向こうの音楽室からだ・・・。 中庭をはさんである向こうの廊下側の突き当りの音楽室から ・・・あの優しい音が聞こえる。