大きなケーキにロウソクを立てて火を灯す。

ロウソクの灯りで浮き上がる君の笑顔がいつもより柔らかく見えるのは、僕の思い過ごしだろうか。

大きく息を吸い込んで、ふうっとロウソクを吹き消していく君。

誕生日をこうして一緒に迎えるようになったのは何度目だろう。


また、新しい君の一年が始まる。


今日この日に君が生を受けた事を神様に感謝しよう。

今日という日をまた一緒に迎えられた事をとても幸せに思うよ。