「長谷川さん、荷物全部はこんでおいたので。これ部屋の鍵です。」 引越会社の人がそう言って鍵を差し出すと、母は無言でそれを取り上げ、さっさと家の中に入って行った。 あたしは引越会社の人達に一礼をして母を追い掛けて家の中へと入った。