「牧山・・・お前・・・。」岡崎がアタシの全身を見て、何か言いたそう。顔赤いし。

「あ、変だよね?ごめん気合入れちゃって。怒った?」

「違ッ・・・、その・・・。」岡崎はさらに顔を赤くした。

「・・・?」

「かッ!かわいいなと思ってッ!」

「え”ッ!」アタシは顔を真っ赤にして岡崎を見つめる。

「そこのうぶなお二人さん?早くしないとおいていくわよ?」真理奈はそういうと秋元くんと腕を組み先に行く。

「えあ”!待って!!」アタシは急いで真理奈たちにくっついて行った。

in 水族館 Time 朝11時

「わー、水族館だあ★」アタシは一人ではしゃぎまくる。

「こらッ、子供じゃないんだからはしゃぐなッ!」真理奈がアタシのお母さんのように怒ってきた。

      ・・・・ 
「ここからは2人きりで行動しない?」イキナリ、秋元くんが言い始めた。

「それもそうだね、アタシは泉と一緒に回るから、由紀は岡崎くんと回るんだよ?」

「え!Wデートって言ったじゃんッ!おいていかないで・・・。」アタシが言い終わる頃にはもうすでに2人の姿が居ない・・・。

「ま、2人で回ろうぜ。」岡崎はそう言うと歩きだす。アタシもおいていかれないように着いていく。

これがうわさのデートってやつ?

アタシは岡崎の背中について行って、岡崎はアタシの前に居て・・・。
岡崎は普通にアタシが後ろにいることに気がついているのか、幅は広がっていくばかり。

こんなの・・・デートじゃないッ!

どんッ!

「きゃッ!」アタシは誰かにぶつかってしまった。それは身長が高くて金髪の集団で、いかにも関わったら駄目なの。

「す、すいませんッ!」アタシは深々と謝罪する。

「許してあげるからさあ・・・。今から俺らと遊ばない?」やっぱりきたあッ!
これってこれってナンパ?

「い、いえ。遠慮します。本当にすいませんでしたッ!」アタシは早くこの場から離れ賞とするが、その男達に腕をつかまれて

「いいじゃん、遊ぼうよ。アンタ1人なんでしょ?」男達はアタシをどこかに連れて行こうと腕をぐいぐい引っ張る。

「いたッ、や、やめて・・・。」アタシは男達の恐ろしさに声が出ない。