in 公園 Time 放課後

「岡崎?!」アタシはいまいちこの状況をつかめていない。

圭が何か言いかけて、帰り道は別の岡崎が出現するし・・・。
しかも、抱きつかれてるのみられたよ・・・。
告白された人に見られるといろいろ罪悪感が・・・。

「えっと・・・。」公園はアタシと圭と岡崎しかいなくて、圭も岡崎も睨みあっている。

「せんぱーい、帰り道こっちじゃないっすよね?まさかのストーカーですかあ??」圭が、わざとらしく挑発する。

「たまたま、ここを通ったら牧山と抱きついているの見たから声をかけたんだよ。牧山って、その幼なじみが好きなのか?」

「違うの、岡崎。これは・・・ほらスキンシップだよッ!」アタシは思わず、スキンシップとか言ったけど、アタシがペットみたいじゃん。

「・・・牧山はさあ、俺の告白の返事考えたわけ?」

「え、あ・・・。」アタシは岡崎の告白を忘れようと思っていた。
間違いだってわかってても、考えたくなかった。

「牧山は、俺のことどう思ってるの?」

「そ・・・それは。」アタシは顔を赤くする。嫌いじゃない、むしろ好き。
それは友達として好きかもしれないし、恋愛の好きかもしれない。
わかんないから返事したくない。

「・・・・ッ。」アタシは唇をかみ締める。
答えを言わなくちゃ・・・。

「あのさあ、俺って邪魔なんじゃないの?」圭がため息をつきながらこちらをみる。

「ごめんね、圭。あのさ岡崎、アタシ、本当は岡崎からの告白から逃げてたよ。だけど、このままじゃだめだよね。アタシがはっきりしないと。だから、明日、学校で答えを言うよ。」アタシはそう言うと、圭と帰った。