私は結局、最低の女で終わった。自分の事しか考えてない、最悪の女。
私に関わった人達に謝りたい。額を地面に擦り付けて謝りたい。
でももう、それは必要、ない。




私が自分で自分の命を灯火を消したあの日は、空がとても美しかった。雲という穴は一つもなく、空は鮮やかな青を輝かせて。
だからこそ、死にたくなったんだろう。

遺書は面倒な事になるので、残すのはやめた。
だけど、遺書とは別に、子供達へ手紙を書けばよかった、と後悔した。


ありがとう、ごめんね。
大好きだからね。


それだけの手紙を。