スリーズ・キーノート

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関係ないからいいと言われたけれども。
俺は勢いに任せてしまった。

俺がキキを何とかしてやるんだ、なんてこういう時だけ彼氏づら。でもいいじゃないか。

キキの部屋の合い鍵は前に貰ってる。
大学が終わったあと、バイトがあるのも忘れ、キキの部屋へ向かった。キキは今日、朝からバイトで深夜に帰ってくる。だから止めるものはない。

息を切らしながら、俺は合い鍵を握る。ちょっと震えてる。
そんな情けない姿のまま、合い鍵を鍵穴へ差し込み、回す。