「圭達の所に行くか」


立ち上がる渚。あたしもそれに続く。


「渚はずっと栄のことが好きなんだと思ってたよ」


あたしはずっと胸に秘めたことを言ってみる。


「…バーカ」


そう言って笑った渚と静かに唇が重なった。


「…バーン!ハロー浬子に渚!ご機嫌いっかがぁ?」


突然入ってきたイチに、あたしも渚も肩を震わせる。


「めでたいねー!さー、渚君の誕生とお付き合いをを祝おうではないか!」


このイチ達の雰囲気に、飲み込まれる。ガラリと変わったムードにあたしは、思わず笑ってしまった。


「そうだね!行こう!渚」


あたしもイチに賛同し渚の手を引く。


「おう」


それからあたし達は夜まで近所迷惑、顧みずに騒ぎ通した。

あたしら4人、最高のカラフル・バニーで…


                 【完】