「ゆ、ゆ…夢? これ、乗るの?」 震えた声で アキが聞いてくる そりゃ こんな奴に乗ったら 狭いだろうし、 息苦しそうだし、 臭そうだし なにより 痴漢とか あっちゃうんじゃない? 私だって 乗りたくないよー でも 「それしかないでしょ!」 強気な口調でアキに返事する私。 だって乗るしかないじゃん? 新入生説明会、 早々に 遅刻するより 満員電車に乗った方が 何倍もマシだもん!! 「夢っ!! ガッツあるね〜?」 「でしょ〜っ?♪」 私は自信満々に答える 、