(結局、この日の授業は全く頭に入らなかった…唯ってば…)

「美亜!」

「何?」

「亮汰くんってモテるんやって!」

「そうなん?」

「うん、智くんが言ってよ」

「そうなんや…」

「せやけど、モテるわりに、付き合ったりしないみたいやねん」

「ふ~ん」