『運転手さん、あんまし、自分の事、しゃべってないけど、名前は助手席のプレーとで楠田洋一さんってのは分かるけど…ねぇ』

大輔の週末に必ず洋一の運転で高級キャバクラ店に行く。

このリズムの中に、なかなか不都合な洋一との距離感に不思議な感覚になっていた。