「はぁ~…」




離れた舌からは、糸が引いていた。




「やっべぇ…俺、我慢できっかなぁ」




私を抱きしめて離さない先生が、1人悶々としてるのが可愛くて、愛しい。




「あのさ…クリスマス、一緒にいたいんだけど…何か予定ある?」




「あるわけないじゃん。先生のために空けておいたんだから」




先生と出会ってなかったら、きっと一人ぼっちのクリスマスだったかもしれない。




「俺…クリスマスに欲しい物があるんだけど…」




『よかったぁ~買ってなくて』って思ったんだけど…




「何?」




「彩音が欲しい…」




まっすぐな目で私の目を見てる。




その眼差しがまた、たまらなくカッコいい。




しかも、セクシーな上半身とセットだし。




「彩音の初めてが欲しい…」




「はい…」




あまりに驚きすぎて、しけた返事しかできない。




「マジで?いいの?」




頷くだけの私は、きっと真っ赤な顔だっただろうね。




「本当は、彩音が卒業するまでは手出さないって決めてたんだけどさ…もう限界。彩音が、可愛すぎるから」




私の熱が上がった事は、言うまでもない。




私の初めてをクリスマスにあげる…




今年のクリスマスは、特別な日になりそう。