「迷子?」



「はい...」


長い沈黙が続く



以外にも
その沈黙を破ったのが



「お前、生徒会室行くんだろ?」



男のほうからだった...


「あっ、はい...」




「じゃあ、つれっててやる」





――ん?
生徒会室行くの何で知ってるんだろう?



「あの!生徒会室行くの何で知ってるんですか?」



「あ゛ーちょとな」



「ちょとな?」



――一体何だろう?




「どうでもいいから、早く付いてこい!」




――そう言って立ち去ろうとしたが...