その日の部活………






私がボールを運んでいると………




ヒョイ……





誰かが私のボールケースを奪った




「ちょっ………」





「持ってやるよ」






そこにいたのは………
今は口を聞きたくないあの人……






「やめて下さい聖君。

これはマネージャーの仕事ですので………」




私はボールケースを奪い返した。
だけど………




「何だそれ………?


いいから渡せよ」





「いえ、大事な大事な選手に
こんな雑用させるわけには
いきません」





そう言って私は聖を無視して
歩きだした。