「うぅ〜…」



「さーつきっ♪

私が教えてあげようっか?」




そう言ってきてくれたのは冥。



何だろう、一瞬だけど背中に天使の羽が見えたよ。




「ああ、ほっといていいよ。

こいつは甘やかしたら考えることをしなくなるから」



「なっ………!?」




――…普通、そこまで言うか?




「なら、僕が教えっうわっ!!?」




と、何故か何もないところでこけたのは啓太君。



私の見間違いでなければ聖が足をかけた気がするが………間違いなく気のせいではないだろう。