Happy days

「あんのくそ親父…」




握りしめていたフォークが念力を使ったかのようにぐにゃりと曲がった。



それほど俺は怒りに溢れていた。




「お、お兄ちゃん…」




「……………」




「だ、大丈夫だよ!

明日には皐月さん、来るんじゃないかなぁ!?」




無理矢理明るい声で言う莢。



そんな気遣いも今の俺には何の効果もなかった。




「………今日は、帰れ」



「え?」



「いいから…早く帰れ………」



「………うん」




しゅん、とした表情で莢は立ち上がった。


そして、そのままとぼとぼと病室を出ていった。