Happy days

「一年前…か………



あんときはすまんかったな…」





俊は心底すまなさそうな
表情をした。


でも、あの時の私の悲しみは
そんなものでは
消せるものじゃない…






「私…つらかったよ?


おいてきぼりにされたみたいで…

捨てられたみたいで…




いっぱい泣いたんだから………」





俯きながら唇をぎゅっと閉じる。




ただでさえ涙がでるというのに
あの日のことを思い出したことで
さらに涙が
溢れ出しそうだった………


でも、必死に堪えた。





泣き顔だけは見せたくない



そう思った。







「ほんまにすまんかった………



あの時のおれ…
親の言いなりやったから………


突然、引っ越しすることに
なったとき…

おれは逆らえんかった………」