ベッドから起き上がり、
机の側まで行き…



写真を手にとる。









中学時代………





笑いあっている私と俊の姿が
そこにあった。







「はぁ………」







思わずため息をつき、
その場にしゃがみ込む。







――俊がいなくなってから………




もう恋なんてしないって
誓ったんだけどな………









ぼんやりとそんなことを
考えながら再び写真に目をやる…










――東條 俊(トウジョウ シュン)………





私の………







初恋の人………