Happy days

「待ってるんだよ、あいつ」






………待ってる?




誰を?







「えと………誰を?」




「楓」






――!!!






私はしばらく固まった。



蓮君の言葉が理解できず


聖の行動が理解できず………






「ちょっ、ちょっと待って………



楓さんは亡くなってるんじゃ…」





「うん、楓はもう
この世にはいない………





………でもね
聖、必ずクリスマスには
行くんだよ。



楓と………
三年前のクリスマスに
待ち合わせた場所に………」







そんな………



何で………?







「馬鹿だよなぁ…あいつ。



来るはずないのにさ………」






そう言って蓮君は少しだけ笑った


しかし、その瞳には
哀れみはなく、むしろ
聖に共感しているように見えた。