4月………
私はまだ真新しい制服を着て、友達を待っていた。





私の名前は神谷皐月(カミヤ サツキ)。
身長は150センチと少し。
髪型はショートで、髪の色は少し茶色い。




顔は………


………いわゆる平凡。



つまり私は普通の女子高生。






「さ〜つ〜きぃ〜!!」




私は聞き覚えのある声に振り返る。



その子は息を切らしながら私の方へ向かってきていた。




「ハァハァ………待った?」




そう言ってきたのは小学校からの幼なじみで、私の大親友の雛乃冥(ヒナノ メイ)。



彼女は私よりもスタイルが良く、顔もかなりかわいい方で、もし私が男だったら猛アタックしそうな子だ。