Happy days

〜十年前、蓮Side〜







「私、おっきくなったら
ひーくんとれんくんのお嫁さんに
なる〜♪」





彼女は眩しい笑顔で
そう言った。






「いや…それって浮気って言うんじゃないの?」





僕はすかさずつっこんだ。


まあ、幼稚園児が浮気って言葉を
知っているのは
どうかと思うけど………





「え!?
僕は!!?…ってうわッ!!!」





啓太は慌てて聞いたせいか
豪快にこけた。





「うぅ………うわーん!!!!」





そして、大声で泣き叫ぶ。


彼女はそんな啓太の体を優しく
さすり、ハンカチを差し出す。




「ほら、泣かない泣かない!!!


そんな風に泣き虫だから
ダメなの!!!」





「ヒック…うん、
がんばって強くなる…ヒック…」






その一部始終を見ていた聖は
軽くため息をついて言った。






「あほらし………」















僕達は同い年で…
家も同じマンションで………




とにかく仲がよかった。