「あのさぁ!!!
あんたにはもう少しモラルってものはないの!!?」



「モラル………?

………初めて聞いたな」



そう言いつつも口元はニヤニヤしている。



そもそも、モラル、とゆう言葉を知らない人なんていないだろう。




「あぁ−、もういい!!!」



私は目一杯、聖を睨み、自分の出席番号の書いてある席に座った。




――こんな最低なやつ…
呼び捨てでいい!!!


ってか関わりたくない!!!






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とまあ、私達はこういう風に出会った。



………本当に、私達の出会いは最悪だった………