部屋に戻って考えてみた。

蓮のこと好き。
偽りなくこれは言える。

だけど、蓮には美桜チャンがいる…
圭兄の言う通り、関係が崩れるのも嫌だ。

でも…気持ち伝えたい。
振られても、後悔はしないと思うから…。

明日…この気持ち伝えようかな。

考えている内に寝ていた。



「「行ってきます」」

「美亜。なんかあったか?」
大ちゃんに相談してみようかな…
「あのね…」



「そっかぁ。でも、答え出てるんじゃねーの?」
えッ!?
「振られたら、慰めてやるよ」
なっ?と笑った大ちゃんに元気付けられた。


―下校―

あーどうしよ~。
今日も、倉庫行くけどいつ言おう。
「美亜。行くぞ」
蓮の後ろに乗って向かった。


「なんか、美亜チャン元気ないなぁ~」
「へ?そ、そんなことないよヘヘッ」
苦笑いをしてみたけど、ちょっと無理か、あったかも。
「ほんまかぁ?
なんかあったらいってや~」

深く突っ込まれなくてよかった。

「美亜。帰るぞ」
はぁ、結局言えなかった。
「うん…」

単車に跨がって、出発するのを待った。
「蓮。行かないの?」
全然出発しない。

「まだ、時間あるか?」
「うん。あるけど…」
そういうと、単車を出した。