「まぁ、いっちまったもんはしょうがねーだろ。
美亜チャンを彼女にしちゃえばいいじゃん」
告白…か。
今まで、何人にもコクられてきたけど、告白なんて考えるだけでムリだ。
「んな深く考えるなよ。俺も、絢香にコクったとき緊張しまくりだったぜ。」
優馬は、龍神の幹部をやっている。
喧嘩は強い。
吉沢と出会う前は、女遊びが酷かったが付き合うようになって辞めた。
「人生初の告白だったしよー。まぁ初恋みたいなもんだったし。」
吉沢は、俺らと同い年で高校生とは思えないほど大人っぽい。
まぁ、美男美女のカップルだ。


俺らは、その後単車の話で盛り上がってずっと飲んでいた。
「おじゃましまーす」
と入って来たのは、吉沢だった。
「あ、岡崎君こんばんは。」
「吉沢か。ってことは俺邪魔だな」
帰る用意をしようとしたが、
「別にいいじゃん。
今帰ってもいろいろ聞かれるし、結構飲んだだろ」
と言って、結局優馬ん家にいた。
吉沢は8時頃に帰って行った。

「2人の時間邪魔して悪かったな。」
嫌味たらしく言ってやった。
「うわムカつくわぁ」
また、酒を飲んでそのまま優馬ん家に寝た。