単車を走らせ、家についた。
「おじゃましま~す」
美桜は、自分の家のように俺ん家へ入っていった。
「ただいま…」
「「おかえり」」
楓と奏が玄関に立っていた。
リビングに入ると、麻由さんと龍輝さんと拓にぃがいた。
麻由さんは、美桜のお母さんでお袋と同じ族に入ってたらしいが凄く優しい。
龍輝さんは美桜のお父さんで親父と同じ族に入ってたらしい。カッコよくて、尊敬している。
「おぅ。帰って来たか」
親父が俺を見て言った。
お袋を見てみると…
めちゃくちゃ睨まれてるし。
何故か拓にぃが冷蔵庫から皆の分の酒を出した。
「久しぶりに集まったんだし、とりあえず飲もーぜ」
よくわかんねぇけど、飲むことにした。
親父達は昔の話をしながら飲んでいた。
拓にぃは、龍神の総長をやってる。
龍神は全国No.2で雅龍と手を組んでいる。