「美亜。今日、姫龍と合同集会あるんだけど行くか?」
姫龍…?
「姫龍って何?」
「レディースで、全国No.1の族だよ。
美桜サンは、そこの総長やってるから敬語なんだよ。」
愁君はわかりやすく説明してくれた。
「うーん。…行く」
美桜チャンと仲良くなりたいし。
「んじゃ行くか。」


店から出て、陸のバイクの後ろに乗った。



倉庫の中に入ると、まだ姫龍は来て無かった。
歩いてると、斗矢君がいた。
「あ、斗矢君。こんにちは。」
「チーッス。今日は参加?」
「うん。斗矢君は何してるの?」
バイクをいじってる。
「マフラーをちょっといじってるんだけど」
ふーん。
悠兄がバイク好きだから普通の女の子よりはわかる。
「おい、美亜」
「あ、ごめん!じゃあまたね。」
陸に呼ばれたから、小走りで戻った。
「ごめんごめん。ちょっと斗矢君と話してた。」

軽く話しをしてると、隼人先輩が来た。
「「お疲れ様です」」
陸達に、軽く手を挙げて、私を見た。
「ちょっとしたら、来ていいぞ」
「えッ?」
「部屋」
そーいうと、隼人先輩は部屋に行った。