たまり場に着いて中に入って行くと、お疲れ様ですとかお久しぶりですとか声が聞こえた。

ガチャ―
部屋に入ると、歩が睨んできた。
なんだよ。俺なんもしてねーし。
「今日さ、蓮にぃと一緒に京さんとこ行ってジッポー貰った」
嬉しそうにジッポーを眺めた。
歩は何が気に入らないのか、また睨んできた。
俺はシカトして、タバコを吸った。
歩と美桜は、単車の本を見ながら話してる。
…ん?隼人がいねぇー。
「おい、隼人は?」
「ん?隼人…あ、本当やな。おらへんやん」
隼人…ドンマイだ。
「俺がなんだよ」
ドアが開いた。
「おーおった。隼人おらへんからびっくりしたわぁ」
パソコン片手にソファーに座った。
「ウルフが動いてるぞ」
俺らは隼人を見た。
ウルフはNo.3の族で雅龍を敵意してる。
「情報は?」
隼人はパソコンをいじって、俺の前に出した。
それを覗くように、歩と美桜が見てきた。
「ここ。俺が気づいたけどハッキングの後がある。
調べたらウルフの奴で、こっちがウルフの情報。調べた。」
パソコンをカチカチっと触って、ウルフの情報を出した。
「ふーん。向こうの狙いは?」
なんかしたか?
「わかんねぇ。また調べて見る。」
コンコン―