美亜と陸と航大と愁がいた。
「おぅ」
向こうも気付いたようで、こっちに来た。
「「お疲れ様です。」」
「皆おひさ~。」
美桜も気付いたみたいで、挨拶をしてた。
「ウッス。つか、今日合同集会あるんスか」
「そーだよ」
美桜とは同い年だけど、一応総長だから敬語を使ってる。
「あ、美亜チャンだよね?ウチ、櫻井美桜。同じクラスなんだけど…知らないよね」
へー同じクラスなんだ。
「えっと…すいません」
思い出そうとしてるが、美桜みたいなヤンキーはいっぱいだと思う。
まぁ、クラスの奴らも敬語だけど。
「タメなんだから敬語禁止」
「うん。美亜って読んでねニコッ」
ぅわ~可愛い。
「…って」
美桜に足を踏まれた。
やっべ。にやけ過ぎたかも。

軽く喋ってると、美桜のケータイが鳴った。
「もうそろそろ時間だってよ」
「わかった。お前らも来いよ」
俺と美桜は、店から出た。
「美亜のこと好きなんだろ?」
ニヤニヤしながら言って来た。
「そーいうとこ歩に似てる。」
俺は単車にまたがり、メットを被った。
「バーカ」
美桜は少し笑って、メットを被った。

ブゥーン
たまり場にむかった。