「あれ?大輔は?」
「大ちゃんなら寝てるよ」
サッカーで疲れてると思う。
「ったく…。李央いいか?」
「あぁ、かまわねぇよ」
「悪いな。」
お父さん達が話してると、ケータイが鳴った。
着信:陸
私は、お父さん達から離れて電話に出た。
「もしもし」
<あ、美亜?わりぃな。こんな時間に>
「いいよ。今、組来てるし。」
<あのさ、…ってぇ!、バカ!あッ!>
なんか、電話の向こうが凄いことになってる。
<あ、ごめんごめん。航大だけど。>
「うん。どーした?」
<っと。美亜チャンごめんね。ちょっと待って>
愁君が電話に変わって、うるさかったが急に静かになった。
<ほんと、ごめん。
うるさかったでしょ?今、飲んでてさ>
「大丈夫だよ」
<明日暇?>
「うん暇だけど…」
<じゃあ、明日10時に迎えに行くから。…いってぇ!じゃあね美亜チ>
プープー
きれちゃったよ。
まぁ、明日迎えに来るのか…

私は、お風呂に入って部屋に行くと大ちゃんはまだ寝ていた。
大ちゃんに毛布をかけて、私も寝た。