「おはよー」
教室についてドアを開けて挨拶をすると、シーンとなった。
「お、おはよぅ」
瑞稀が挨拶を返してくれた。
「なんでこんなにシーンとなってるの?美亜なんかしたの?」
葵が後から入って来た。
「わかんない。」
私は席に座りながら答えた。
「多分これじゃね?」
ぅわビックリした。
いたんだ…
「これってケータイのこと?どうしたの?」
「メールの内容見ろ」
雅龍から忠告
1年 藤田美亜
1年 河岸葵
に手を出したものは、殺す。
下にまだいっぱい書いてあったけど…
「「なにこれ!?」」
「この学校全員に回ってる。蓮さんの配慮だろ」
あ、だからか…。
昨日名前を聞いてきたのもわかる。
教室もまたザワザワしだした。
「静かにしろ。始めるぞー」
タッチャンが入って来て、HRをやった。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ―
蓮達が来た。
「美亜行くぞ」
クラスの皆がザワザワしだした。
行こうとしたとき、葵が私の服を引っ張った。
「どうしたの?」
「私、お礼言いたいんだけど」