車が止まって降りると、大きい倉庫があった。
外には、バイクがいっぱいあって何人かの人もいた。
外にいる面子は、蓮達が車から降りてくると頭を下げた。

倉庫に入ると、たくさんの人達がいた。
その人達も蓮達を見ると、頭を下げた。
階段を上がると1枚のドアがあった。
その部屋も事務所みたいな感じだった。
「テキトーに座ってええよ」
ふわふわのソファーに座った。
「コーラしかないんやけど飲めるか?」
うんと頷き、コーラを貰った。
「いつも一緒にいる奴って誰だ?」
なんでだろう?
「葵だよ」
蓮はため息をついた。
「フルネームで言え。」
「河岸葵。」
不思議がりながらも答えた。
「わかった。陸のとこ行ってこい。」
蓮にそう言われたので、部屋から出て陸のところに行った。
「陸!」
4人で喋ってる陸に声をかけた。
「美亜か。遅かったな。どーせ寝てたんだろ」
どーせって…
「寝る子は育つんだよ。」
バカだという顔で見てきた。
「美亜チャン久しぶり。」
「愁君久しぶり。」
愁君は陸の友達でたまに遊んだことがあった。
「この子誰?ちょー可愛い。」
「航大やめとけ。蓮さんの子だろ。ごめんね。俺、智明。ともって呼んで。」
蓮さんの子って…
「美亜です。」
「俺航大でいいよ。あと、俺らタメだから、敬語なしね」
「うん。」

みんなと話してるとお腹が空いて来た。「陸、お腹空いた。」
「蓮さんとこ行ってこい。一応ノックして入るんだぞ。」
陸に言われた通りノックをした。
「美亜だけど」
そう言うと、ドアが開いた。
「美亜チャンどうしたん?とりあえず中入り」
中に入るとさっき運転してた人がいた。
「どうした?」
「お腹空いた。」