「ねぇ、眠くなってきたから帰っていい?」
突然だな
「今日は雅龍のたまり場に連れてくから、そこのソファーで寝とけ」
「…ヤダ」
バカだな。
「ちゃんと心の声が聞こえた。」
やっちゃったって顔してるし。
「あ、そーいえば陸が迎えに行くとか言ってたけど。」
「電話しときなァ~。今日は俺らと、たまり場行くゆうときな。」
眠そうにしてる美亜を可愛いと思った。
「寝る前に電話かけておいた方がいい。」
体を起こして電話をしてた。
仲良く話してる美亜にイライラしてると、歩がニヤニヤしながら見てきた。
「なんだよ」
「別になんもないわ。」
よくそんな顔で言えるな。
「鏡みてみろ。ばか」
「なんやお前のほうがバカだろ」
相手にしてると疲れる。
美亜を見ると、電話が終わったのかもう寝ていた。
美亜の寝顔を見て心臓が高鳴った。
「意味わかんねー」
「何がだよ!」
歩がキーキー言ってるのを無視して、面子の1人の暁に話かけた。
「暁、今日の集会はこいつ来るから。」
「わかりました。車回しときます。」
暁は、俺の1個下で下っ端からも受けがいい。
連絡も暁がやってる。
「でもさ、美亜チャンも大変だったんだろうね」
こいつは1人で溜め込んでたと思う。

俺が守ってやりたい―
心から思った。
なんでだろうな。
昨日会ったばっかなのに…