「「「キャー!!!」」」
なにこれ?
「ヤバイ!イケメン3人組が来た!!」
葵は興奮しながら、言った。
「うっせー。なんだよイケメン3人組って?」
私とウッチーとのぶはわからないような顔をした。
「陸知ってるの?」
「あ、あ、…」
「葵どうしたの?」
「美亜」
名前を呼ばれて、後ろを振り向くと朝の岡崎先輩がいた。
「あ、さっきはすいませんでした。あとこれ、ありがとうございました。」
と言ってブレーザーを返した。
「へ~この子がなァ。藤田兄弟に似てへん?苗字も藤田やし…兄弟なん?」
は!?ヤバイ。葵はイケメンさんが来てパニクってるしウッチーは明らかに動揺してる。陸は普通だけどきっと陸も動揺してる。
実は、この3人は兄弟ってことを知ってて一緒に隠して貰ってる。
「違いますよ。従兄弟なんです。えっと…」
「あ、俺な坂井歩っていうねん。よろしくな」
関西弁の先輩はそう言った。
「俺は風間隼人。よろしく」
「ハァ…よろしくお願いします」
私はどうしたらいいか分からなかったときに陸が助けてくれた。
「蓮さん。お疲れ様です。」
「おぉ陸か。ちょっとこいつ借りていいか?」
と言って私を指した。
「えっと…いいっすよ。あんまりイジメないで下さいよ」
えー!?陸オッケー出しちゃったし。
「お前うるさい。また声に出てるから。帰りは迎えに行くから大輔には先帰るように言っとく。わかったな」
「…はい。」
陸に逆らうと後が怖い。
「アハハ…。おもろいな。お前らいいコンビちゃう?」
「やめて下さいよ。俺は美亜の教育係ってか見張り?ッスかね」
ムカつくし…