岡崎先輩から貸して貰ったブレーザーを手に通した。
先輩のブレーザーは大きくて暖かかった。
「よしッ!!!」
瑞稀に謝って来ないと。
屋上から出て教室に行った。
ガラガラ―
「瑞稀。ちょっといい?」
「…なに?」
瑞稀を廊下に連れ出した。
「えっと…さっきは言い過ぎた。ごめんなさい。
けど、陸は瑞稀が本気になる前に止めたんだと思う。
陸は不器用だからあんなこと言っちゃったけど本当は「わかってるよ」
「えっ!?」
「陸君がいいたいこと。あの時はただムカついて…。後々考えれば陸君に悪いことしたなって…。けど、変なプライドがあってさ。私もごめんね。…これからも友達でいてくれる?」私は笑顔で
「当たり前じゃん。」「てか、まだメアド交換してなかったね。」
2人で顔を見合わせながら笑った。
キーンコーンカーンコーン
「やった!お昼だ!葵・陸行こー!」
私達は、食堂に行った。
注文して、食べようと思ったら
「俺のこと忘れんなよッ!」
ウッチーと1人の男の子が立っていた。
「あ、こいつ俺と同じクラスの上杉 伸彦[ウエスギ ノブヒコ]かなりの女好きだから気をつけろよ。」
「どーも。のぶでいいよ。」
「りょーかい☆河岸葵だよ。葵って呼んでね」
「私、藤田美亜だよ。美亜でいいよ」
「俺、野田陸。よろしく」
私たちは、のぶを加えてご飯を食べた。