「冗談になっちまうだけだろ。
男ならビシッと行け」
背中を叩いて新しい酒を取りに立ち上がった。
「おぅ!」
ガチャ―
「お前ら飲んでんのかよ」
拓にぃが入って来た。
「なぁ、お袋達いねーから腹減ってるんだけど」
ソファーにドカッと座った。
「え、いないの?
そーいえば、杏菜ちゃん達もいないね」
…あ、本当だ。
「楓と奏は?」
あいつらもいねーし。
「2人は遊びに行ったよ」
遊びってどうせヤりに行ったんだろ。
美桜は焼きそばを拓にぃに出した。
「お袋達どこ行ったんだよ?」
拓にぃは1枚の紙を出した。

拓弥達へ

私達は、昔の仲間と旅行に行ってきます。
いつ戻るかわかんないけど、家のことよろしく。
親達より

いきなりだな…
珍しいことじゃねーけど。

「親父さん達もいきなりやな。
まぁ親父さん達らしいゆうか笑」

夜中まで飲んでたらいつの間にか寝ていた。