「おかえり~」
家に帰ると美桜がいた。
「帰んねーの?」
上着を美桜に投げてリビングに行くと歩と隼人がいた。
「ひっどー。
つか上着部屋置いて来るわ」
…ヤベー。
歩に睨まれる。
「お前美桜使ってんなよ。」
いつもの癖でやっちまった。
「夫婦みたいだな」
隼人…余計なことを。
「あ゙!?意味わかんねぇこと言ってんな!」
隼人は鼻で笑ってコーラを飲んだ。
「テメー鼻で笑うなよ。」
「何キャーキャー言ってんの?
うっさい」
美桜が降りて来て歩は静かになった。

「とりあえず飲もーぜ」
美桜は冷蔵庫から酒を持って来た。
「「「カンパーイ!!」」」

1時間後…
歩は…
「美桜~」
酒の力を借りて抱き着いてる。
「あーちょっとバカ!」
隼人は…
「zzz…」
寝てる。
「俺は美桜が好きだァ!」

やっちまった。
「……はぁ?
何意味不明なこと言ってんの?
酔いすぎだから」
酔った勢いで言うなよ。
「酔ってるけど酔ってない!」
バカだ…。
「頭おかしくなった?」
「おかしくない!」
「おい、歩」
俺は歩も呼んだ。
「なんだよ…」
ソファーに座ったのを見て小声で話した。
「酔った勢いで言っても信じてねぇんだよ。」
「んなこと言っても酒の力使わねーと言えねーじゃん」