家に入って自分の部屋に行こうとしたら、和兄が怖い顔して来た。
「ど、どうしたの?
怖い顔して」
「今のって蓮だよな?」
頷くと和兄はしゃがみ込んだ。
「え、どういうこと?」
全く意味がわかんない。
「付き合ってんの?」
私もしゃがみ込んだ。
「そうだよ」
「マジでか…」
なんだろ?
「何が?よくわかんないけど」
「お前ら何やってんの」
声をした方を見ると圭兄がいた。
「わかんない。
和兄が意味不明なこと言ってる」
蓮がどうとかこうとか…
「意味不明なことじゃねーよ。
圭太知ってたか?
蓮と付き合ったんだと」
だから何なの?
「あぁ付き合えたのか。
よかったな。」
「うん。
圭兄のおかげだよ。
ありがとう。」
圭兄が背中を押してくれたから告白しようと思った。
「はぁ!?圭太知ってたのかよ。
付き合うとか…
つか、蓮と知り合いだったのとか知らなかったし」
ガチャ―
「わッ!お前ら何してんだよ。
まぢビクった。」
悠兄がリビングから出て来た。
「ここ邪魔になるから俺の部屋行くぞ」
圭兄の部屋に行くことになった。
「んで、何あそこで溜まってたんだよ」
軽く説明した。
「ふーん。付き合ったのか」
「悠斗も知ってたのかよ。
俺だけ知らなかったとか」
なんだか眠くなった…。